2013年10月19日土曜日

土地の購入

 家を建てる場合、建売を買うならいざ知らず、まず土地の購入ですね。
 また、マンションの購入の場合も土地は共有資産として所有することになるので、ちょっと役に立つことがあるかも知れません。

土地はどこで買うの?

 土地を買う場合は不動産屋さんを介して行うことになります。
 まあ不動産は頻繁に流通するものではないので、住みたいエリアをだいたい決めて、そのエリアが得意な不動産屋さんを捕まえるのが良いようです。
 田舎の場合は、土地の持ち主は高齢者が多く、田舎の場合は昔から付き合いのある不動産屋さんに頼むことが多いようなので、チェーン店より昔からあるお店が良いような気がします。
 とにかく、生活圏と予算、各種要望を不動産屋さんに伝え、気長に待ちましょう。

出物が出たら

 運良くお望みの場所に出物が出たら条件の交渉です。まず金額が重要ですね。それと引渡しの状態もあります。
 土地なんか買ったことがないから、価格交渉なんて難しいですよね。不動産屋さんは仲介業なので、できるだけ早くできるだけ高く売るのが業務ですから、簡単には価格交渉できません。
 土地には固定資産税が課税されることもあり、公的に評価額が算出されています。評価額は売買価格などを基準に決められるらしいのですが、路線価といって道に単価が割り当てられています。市街から外れている場合、標準地に単価が割り振られています。
 固定資産税は、この単価と土地の状況を加味して評価額を出し、それに各種軽減特例を加味して税額を出すようになっています。固定資産税は地方税ですから、市区町村の役所が管轄です。
 つまり市役所や区役所が土地の評価額をすべて抑えているのです。知らなかったでしょ!!
 じゃ市役所に行って土地の住所を言えば教えてくれるのか??という事になりますが、当然ならがら持ち主本人でないと教えてもらえません。まあ他人の持ち物の価値がわかってしまうとイヤラシイ話になりますし。
 筆者も一度試して見ましたが、やっぱり教えてもらえませんでした。
&nbps;しかしながら、土地そのものの価値は教えてくれないのですが、路線価や、標準地の単価は教えてくれます。土地の住所を示し、その場所の路線価を教えてもらいましょう。標準地の単価の場合は比準率(標準地との差を補正する率)を教えてもらいましょう。
 基本的に単価×平米数で評価額がでます。基本的と書いたのは土地の形状(幅が異常に狭いとか)や道から離れているなどの理由によって補正するようになっており、先に算出した額より少々お安くなる計算になります
 まあ、単価が教えてもらえれば大まかな金額が出るという事ですから、この額を持って不動産会社と交渉しましょう
 それと場所によっては水道を引く必要もあるので、このあたりの調査もしたほうが良いと思います。こちらは住宅メーカーなどに相談してみると確認してくれたりするので、お願いすると良いようです。(先方はお客サンを増やしたいから結構親身に相談に乗ってくれます。)
 あと土地の購入費用の全体は次のようになるので、これらも含めて考えないといけません。

土地の価格 + 仲介料 + 登記手数料 + 不動産取得税 + 固定資産税の残額
だいたい、登記手数料は5万〜10万ぐらい(土地の購入方法によって異なるようです)、不動産取得税は評価額によってことなるようです。大まかに10万くらいでしょうか??
 とにかく必要なものは払わないといけないので、購入時にはしっかり聞きましょう。

 それと、土地を購入後に家を建てるまでに間が開く場合、更地で引渡しより、ボロ屋が立っていたほうが固定資産税が安くなります。(一般住宅特例はいきなり半額になりますし、小規模住宅においては1/6になります)このあたりも注意して考えましょう。
 固定資産税は馬鹿にならないですよ。

 以上が筆者が土地購入の際に色々と勉強したことです。何かのお役に立てると嬉しいです。